野遊の将棋物語24 王位戦4 苦手意識とか

そういう言い方をしては勝った棋士がかわいそう。強いから勝った。

ニュースでは藤井聡太が負けたこと盛んに報道している。とよしが勝ったではなく藤井が負けたと。まあ防衛だとそうなのかな。

将棋を知らない人や、いつも興味を持ってない人たちも、ここだけ垣間見て、藤井君のことはこういうニュースで耳にしているし、ほぉーそういうこともあるのかぁ、そして強いと言われる3冠王の渡辺というのに勝ってしまうほどの青年が、またしても勝てない豊島という棋士、それは苦手意識を植え付けられたのか、それは去ること何年前の初練習対局の記憶が今も云々…と、周囲の言葉のまんまに思い込み、野遊も、将棋のことなどまるで話さなかった知人たちが、そんな話をしているのを目の当たりにした。

でも聡太はキュンより有名人だからそうなるのも自然か。豊キュンはそういうことをあまり気にとめないタイプかも。見たところは平然としていた。

これでキュンが聡太に負けると、どんな具合に騒がれるのか、相当なプレッシャーだろう。勝つごとにプレッシャーが強まるだろう。

まあ最近1局負けたけれど、あんまり勝ち星が多いので、やっぱり騒がれるだろう。

超天才ソウタン。今、だれよりも頭抜けて強い。キュン、立ちはだかれ。羽生さんの前に立った谷川さんを想う。

少なくとも今年、立て続けに12局対局することになる二人。こうなればどうでも実力がものを言い、強いほうが勝ち越すだろう。

佳き対局を!