2021-01-01から1年間の記事一覧

野遊の将棋物語19 第4回アベマトーナメント1

早速トップを切って敗退してしまったチーム豊島。 昨年同様。どことなく運が悪いという感じ。 せっかく仲良くなれたのに、もう解散で名残惜しい3人。 佐々木大地五段が明るい気質で、そしてよく頑張った。 大橋六段は、派手な服が印象にある新人、というイメ…

野遊の将棋物語18 名人挑戦者

斎藤慎太郎が8勝1敗(この1敗は豊島キュンとの対局)で名人の挑戦者になったからには、名人になってほしい。 99%ムリだろうけど、応援したい。 名人前夜祭が行われた。 サイタロはもう一生懸命の口上で、いじらしいのなんのって かわいいね がんばってくだ…

野遊の将棋物語 17 順位戦で3敗

キュンが順位戦で3敗を喫してしまったので、野遊はしばらく力を落としてしんとしてしまった。 昨年の名人戦タイトルマッチは、ずいぶんきつい条件で、キュンは叡王戦のタイトルマッチを抱えながらぎりぎりのスケジュールをこなし続けていたが、だからこそこ…

野遊の将棋物語16 感想戦で努力して喋らなくてもいいんだよ

大盤の感想戦で、午前中にキュンに敗れた飯島栄治は口数が多く、何やらエキサイティングしていて、司会の棋士がちょっとフォロー(彼のための言い訳のようなもの)していたほどだった。キュンが大盤に向かって何か言おうとしてもかぶせてばかり。キュンはそ…

野遊の将棋物語15 対局後の棋士

勝負はいつも強いほうが勝つ。あきらかに実力に違いがあれば、たいていは勝ち越していく。けれどその強さが、対局ごとに一定とは限らない。思いがけないところで、勝つはずだった棋士がずっと下の棋士に負けることもあるし、ましてや上位の棋士が対局すれば…

野遊の将棋物語14 朝日杯将棋オープン戦準決勝2

午後からは勝者同士が対局する。キュンが先手で、普通な感じで飛車先を突いて始まり、先手が角道を開けて、互いに金や銀で角を守り、先手が角を七筋にあげて、後手が交換にきた。先手同銀、それから端歩を突き合ったりしていくうちに戦形が険しくなっていっ…

野遊の将棋物語13 朝日杯将棋オープン戦準決勝1

今日は朝日杯の準決勝戦が14時からアベマTVであった。 豊島竜王と藤井2冠のゴールデンカード。 午前は豊島:飯田七段、聡太:大石七段で、長いトーナメントを勝ち抜いてここで出会うことになった。 キュンは順位戦を勝ち抜けば名人奪還のタイトルマッチに望む…

野遊の将棋物語 12 果てしなき戦いの世界

その棋士を応援するとき、たいていはタイトルを獲るようにと、特に可能性のある対局には声援を送る。奪取と防衛に声援を送る。 2021年正月、今の豊島キュンに声援を送るとしたら名人奪還だろう。順位戦のゆくえはいかにも危うくおぼつかないが、まだ可能性は…

野遊の将棋物語11 新年

2021年が明けた。例年のような、新春将棋番組がない。新型コロナウィルスの影響で。対局の多い棋士ほど新年の余興などに出演の声がかかるので、強い棋士の多忙さが偏ってしまうのだが、今年はゆっくりできそう。 昨秋、コロナ自粛後、キュンは名人防衛と叡王…