安達太良連峰(8)安達太良高原へ
ゴンドラを降りたら、そこは安達太良高原だった(。◕‿◕。✿)
頂上乳首でヤッサモサとしたので、思っていたバスには乗れなかったが、連休で臨時バスが夕方に郡山に向けて出るそうで、予約した。
それにしては時間がある。ゴスケはレストハウスでラーメンを食べ、野遊はアイスクリームを食べた。
がらんと広い食堂的空間で、一隅に光太郎や智惠子の写真があった。
それから富士急高原ホテルで入浴させてもらった。
前日の野地温泉とは比ぶべくもない、狭くて湯量も豊富でない、なんか不潔な感じの「単なるお風呂場」で、登山者は宿泊客も入浴だけの客も、みんなこのお風呂を利用するしかない現状だった。
野遊が入浴する前に、30人ほどの団体が出てきたが、そのすぐあとに、またバスで到着した団体があり、狭いお風呂は込みすぎだった。カランが数個しかなく、湯船のお湯で顔や髪を洗うのはためらわれる、という人たちがひしめいて、野遊は湯船に浸かって空くのを待っていたが、もう要領のいい人たちにどんどんやり過ごされ、のぼせてしまうので、ま、いいかとあがることにした。あがるときに、「お湯は汚いし!」と、怒っている客がいて、もっともだと思った。
外に出ると、ゴスケがポケッとした表情で、缶ビールを手に、石に座っている。温泉あがりに、おでんでも食べながら(よく食べるやっちゃ)、このレストハウスにいるからねと言っていたのにどういうこっちゃ?
レストハウスはゴンドラの最終便16時半に閉じたそうだ。やっぱり収入が少ないのだな。紅葉シーズンにしては、なんかうらさびれた、居心地の悪い安達太良高原だった。
先ほどちょっとぶらぶら散歩した「自然歩道」という道に行く前に、お風呂(入浴のみ、宿泊なし)や、レストハウス跡があったが、閉じて閑散としていた。
建設した当初の予想より、客が少なくて閉じたのだろう。で、だからますます少なくなるという循環になっているようだ。