鈴鹿の山・御在所岳3 樹氷と霧氷

頂上の一隅にリフトの駅があり、係りの青年が一人いて、まじめに仕事に従事していいた。
寒いだろうなぁ〜ヒトッコヒトリ(しか)いないのに、アノラック着込んで、空のリフトが次々に到着しては出て行くところに立っている。

野遊はリフトの片道券を買って、乗った。
ぎゃお、冷たいよ〜リフトってば!
手足腰、もうジンジンと冷たい椅子から伝わってくる。
あんまりなので手を放した。

手袋は山用でなく、おしゃれなフワリンだったので、着用したけど、そうなると増々どこにも触れたくなくて^_^;

目線すれすれに、樹氷のすごいこと!
細かい花のようなのもあれば、本当に白い花がマルン、と咲いているようなのもあり。(下手な表現で<(_ _)>・・・)

リフトが動いているのがもったいなくて、もっとじっと眺めていたかったけど、これが何かで止まっちゃったらどうかしらと思うと、それは相当寒いし怖いかもね。

にぎわう山とは思えない静けさを堪能したので、春が過ぎたら、今度は華やかな御在所岳に会いに来ますよ。

「春になったら、ちゃんと出直して来なさいよ〜」
と、御在所岳の、周囲の山々の声に送られながら、
「はぁい」とエールを返して、降りてきた。

あの標高で、あの雪か・・・よくわかった。
いい山でした。