流氷旅行 3 経絡を通す

ryo-rya2016-03-06

朝起きて、根府川の道場のお坊さんのハンドメイドだという木の棒で、足指、足の裏、足の甲、足首、ふくらはぎ、膝、腿、股関節・・・とゴシゴシ。手技も入れて、筋や筋肉をもみほぐしていく。
(写真はこの道場の夕食。豆乳、梅干し入り生姜湯。これに生野菜100g。美味)

痛い日が続いているうちはまじめに自己施術していたが、少し緩和されている日もある。痛くなければ意識も薄れ、つい施術を端折っている。これがいけない。何ともないと感じる日も、触診すれば固くこわばっている箇所がある。そこを中心にもみほぐしていくと、やがてこわばりが解除されていくが、その代わり、その近所のどこかに新たなこわばりが出る。まるで最初から体内にテニスボールでも潜んでいて、移動していくようだ。すわここか。次々と施術・・・でもそのたびにていねいにもみほぐしていったらキリがない。だってこのこわばりを取り除くのに、なんと1か所1時間はかかるのだ。

結局途中まではがんばるが、どこかにこわばりを抱えたまま1日が始まる。

整体院や接骨院、整形外科医院などなどに通院、施術。朝と夜は自己施術。

根府川のお坊さんが膝の一番膨れて痛いところをわしづかみにしてガサガサと揺すり、痛い痛いと悲鳴をあげているのにもっとガサガサと揺すり、それから膝小僧に手を置いて目を閉じた。「気を入れているのでしょうか」と聞くと「いいや、ただ手を当てているだけじゃ」。そしてまた膝小僧をガサガサ。あら不思議。次第に痛くなくなっていった。

何度か繰り返して「経絡を通しているのじゃ。膝の水がこれで流れる」と。本当に、前膝のふくらみが減った。歩きやすくなった。熱も引いた。

これが進歩のきっかけとなって、階段を両足で登れるようになった!

でも、また痛くなるかなと怖い。

その1週間後、整形外科に行くと、I医師「以前より水が引いてるね。でもまだ膝の横にたまっているから抜きましょう」チク。ヒアロルン酸もチク。

さてそのあと、もうあまり水が溜まらなくなった。これは画期的な進歩だ!

で、野遊は毎朝、起きる前に、できるだけ心を込めて、全身の経絡を通すべく、自己施術をしているのだ。

まだ膝裏(の骨、という気がするが、実は筋肉や筋らしい)に力が入らず、階段を降りるなど体重がかかる状態になると、ストックや手すりが必要になる。または1段ずつ両足をそろえながら降りる。

でも、ゴロリといい方向に向かいだした。と思えるようになったのが、病んでからちょうど3ヶ月目。ここからがまた1進1退状態となった。