縁猫(13)この子、生きそう・・・

ryo-rya2017-08-02

めざめると鳴く。いっちょまえに。
抱きあげると喉を鳴らす。いっちょまえに。
しがみついてきて、野遊の手や顔を舐めたり、頭をグイグイ押し付けてくる。
感情の表出がしっかりしている。どうやら生きそうな気が。

でもまだ段ボールから出てくることもできない。かれこれ生後1か月半くらいなのに。
体重はようやく260g。もうこの2倍もあっていいのに。
まだ自分から食べられない。お皿は前足を突っ込んで歩いてしまう。

発育不良はともかく、チョコ便が治らないのが気になる。
これが解決すれば、体重も増えていくだろう。
整腸剤は錠剤の半分(か、四分の一)を、病院のスタッフさんが粉状にして、一包ずつ分けてくれるのだが、袋を開けると、うっかりすると、あんまりわずかな分量なので、どこかに飛んでいって、なくなってしまいそう。お湯を一滴垂らして溶き、飲ませるのだけれど、猫が嫌がって口から出してしまうとアウト。

ミルクを練り状にして粉末を練り入れて食べさせても、猫さんはすぐにわかるのか、せっかくうまく口中に入れても、舌で出してしまう。それを素早くスプーンで受けて再び口中に戻そうとした瞬間、猫さんがクシュン、と咳だかクシャミだかすると、スプーンの上のものは振動で飛ばされる。

しかたない、また一包、開けてしまう。で、すぐに整腸剤はなくなって、また病院に行かなくてはならない。長く待たされたりすると予定が狂い、野遊はもう、動きが取れませんです。

でもまた行かねば。抗生物質も切れたし。この子の体は、きつい薬と戦っているのだなあ。でももうしばらくがんばってね。野遊も今月はがんばってみる。