竜王戦・羽生さんが今日負けちゃって

広瀬ボッチ君に負けちゃって、何かがパラリンと壊れてしまった。
ボッチは強くなったなあ!よくここまで勝ち上がってきた。でも羽生さんには負け越していて、勝てるんじゃないかなと思っていた。いや、思いたかった。
竜王戦三局目の二日目。
午前中は鎌倉学習センターで講習会があるので、生徒さん方が集まってしまうので野遊は行かねばならず(当り前じゃ!)、9時から始まるのに(講習会でなく対局が!)、もう本当に我慢して午前中を過ごした。アスリートに期待を寄せたオリンピックの競技だって、野遊はこの講習会と重なっても動じないのに、どうも将棋だけは、特に羽生さんの対局と重なると落ち着かない。

午後はフィットネスクラブに行かずにまっすぐ帰宅、それっとDELLを開いて生中継。
おお〜コンピューターは昨日と変わらずわずかに羽生さん有利。それは先手分の僅差。
でも王座戦第五局で、先手の挑戦者斎藤慎太郎がそのわずかな利点をずっと保持して乗り切ったので、まあそれは中村王座と力量が拮抗していたこともあってか、とにかくサイタローが勝っちゃったので、ボッチより強い羽生さんがこの伝で負けるはずはないだろうと思いたかった。
好きな人が戦っていると、そのギリギリまで、有利でも信じるのは心配で怖いし、不利でも実際に投了するまではそれを認めたくないし、どっちにしてもドッキドキで身の置きようもない。
羽生さんは何度か強気に勝ちに行ったけれどもボッチも揺るがず、羽生さんが持ち時間を割ってから、隙間に水が浸透するように一気に形成が不利になった。
夏の棋聖戦で充分に心臓のお遊戯をさせてもらったというのに、またひどく悲しい思いをすることになるのだろうか。でもあの折は、四段のころから気になっていて、気がついたらいつの間にか好きになっていた豊島キュンが、長い冬島を脱して得たヒューリック杯なので、その喜びも大きく、だからこそ、どんなことがあっても竜王戦は羽生さん、防衛してほしいと思ったのだった。
太地が負けたときにあんなにがっかりしたので、野遊にはすでに負けて悲しむエネルギーがすり減っているから、どうかもうこれ以上辛い思いにさせないでほしい。ああひたすら胸が痛い。

羽生さんはもう眠ったかしら。羽生さんが快眠できますように。
羽生さんが太りませんように、羽生さんが健康で元気でいますように。
羽生さん、カッパみたいなヘアスタイルやめて。もう少し伸ばして。
羽生さんの「つむじ髪が立つ」のはかわいいしかっこいい。
羽生さんが家族のみんなと温かく仲良く安心して暮らしていますように。
あと二局勝てば。棋神よ。竜王よ。羽生さんを守ってください。