ヒマラヤポカラトレッキング4「ここらでギブアップしておこう」

まずは部屋を見に行こうと野遊の周囲を護衛のように4人の男が囲みながら二階の部屋に行って部屋点検。今日はともかく泊まれればいいだけなので、ちっとも興味ない。テラスもあり豪華っぽかった。これを見せたかったのだろう。でも何しろ清潔感がないのだネパールのホテルは。

またぞろぞろみんなでロビーに戻って、さああの豪華な部屋に泊まるので、と金額をあれこれ言い続け、タクシー運転手は1000R支払えと言い続け、「空港に戻ります!」と言えばまた囲まれ。

最終的にもうこれ以上騒げない感じの中で部屋代タクシー代シュレスへの連絡代やらで5000R支払うことで終わった。

日本だったら、こんなふうに空港の手違いで困っている旅行者に出会ったら、できるだけの親切を寄せるだろうけれど、ネパーリは相手かまわず儲けることしか頭になく、まさに人の弱みに付け込んで脅してでも請求する。何度も見て知ってるつもりが、また改めて驚いた。お金へのこのすさまじさと不潔さ、これがヒマラヤトレッキングについて回るストレスだ。

でも今回は(まあお金も持ってないこともあってだけど)野遊も粘った。ここらでギブアップ。もし暴力でも振るわれたらひとたまりもないし、その意味での限界ムードを感じたので。

部屋に入ると先ほどとはがらりと違って狭い汚い部屋だった。