ヒマラヤポカラトレッキング11「朗報入る」

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トレッキングダッフルバッグをこの背負子に括り付けるとポーターがとっても楽だから


午後、フジホテルに行った。プラデップさんに会うと、彼は「今日の便であなたの荷物が届いたと連絡があった」と言った!一瞬で目の前が明るくなる!プラデップさんは「トリブバン空港に行きなさい。シュレス君もそこであなたを待っている」と。

それからは、まとめるべき荷物もないのでそのままインペリアルGHのマスターと奥さんにお礼を言ってタクシーで空港に行った。

 

空港にはシュレスがいて、「僕の妻を見てほしい」とも言う。すぐ近くで待っていると。野遊は今それどころではない。荷物が本当にあるのか、あったとして中身はどうなのか、もうドキドキしていた。

やはり彼らにとっては他人ごとなので、のんびり妻を紹介したり、そんなゆとりがあるのだろう。どのくらい時間がかかるかもわからないのに妻を連れてくるなんて。妊娠中なのに。喫茶店にでも入って待っていてと野遊は言った。

入り口を逆に入ることは普通できないけれど、わけを話してパスポートに服装検査を受け、野遊だけ中に入って、荷物ベルトの場所に行くと、たくさんの荷物の中に、野遊のトレッキングバッグが見つかった! 

それはぐずぐずに崩れていて、最初はどきんとしたが、よく見るとバッグのロックはされたままだった。そして中身は無事だった。  

背負子をくくりつけていたので、作業員たちが持ち運びにくくて後回しにでもなったのだろうか。もう一度きっちりと結わえ付けて外に出るまでにかなり時間がかかった。損失した日にちや遅延についての謝罪の一言もなかった。変な世界だ。