ヒマラヤポカラトレッキング21「ランドルン~モディ・コーラ~ジヌー」
4/26(金) Tolka ...吊り橋 Landrun1646…モディ・コーラ... NewBridg 汚いGHジヌー1780
長い大きい吊り橋を渡り、少しずつ高度を上げていく。
わかりやすい道なので迷うことはないけれど、もし天候が崩れて視界が効かなくなったら、お手上げ状態だなあと思う。だから雨が降ったり濃いガスがかかったりしたら、その日は停滞するつもり。途中でも最短ロッジに逃げ込むつもり。
お天気は朝は晴れていて、次第に曇ってきて、正午を過ぎるころから雨になる日が多い。雨に降られる前にロッジに入るよう心掛けた。
今日宿泊予定のジヌーダンダは、♨温泉があるから、入りたいなと思っていた。
でも到着したら、この時期、最シーズンで、そもそもロッジが空いていないそうだ。シュレスがあちこちのロッジに打診してくれたがダメだったようで、結局ネパーリが宿泊する、土手下にへばりつくように建っている棟に案内された。
ドアを開けると、ドロッとした感じのベッドが二つ、あとは外みたいな中だった。で、本物の外は、ドアを開けたすぐに庇はあったがそれがる廊下風の外。庇の端にロープが渡されていて、汚れた服類が引っかかっていた。
触るのも怖いほど汚いそれらの服を、端に寄せ、小雨で湿った野遊の服を吊るした。
温泉は40分ほど下ったところにあるというので、逡巡する間もなく即やめた。ここに住むネパーリたちは、自由に温泉に入っているのだろう。恵まれている。
シュレスは上方の、どこかの宿泊場所を提供されているらしい。シュレスは野遊が部屋に入るともう安心して、勝手にしているので、どこにいるかわからない。野遊が独りでいることが好みなのを、何度ものトレッキングで知っているのだ。
もちろん、日本語の勉強をもっとしたいということなら、野遊は疲れていても喜んで付き合うけれど、以前のトレッキングで、シュレスが、そこまでくらいついてくる子ではないと知った。だからこちらからはもう、言わないようにしているのだ。勉強しようと声かけすると、いかにもしぶしぶ付き合うといった感じで、平気で大あくびするし、宥めて教えるのはもう疲れた。それでも片言日本語が喋れるようにはなったけどね。
ネパーリは、目先のことには精を出すけれど、概して怠け者です。シュレスといえどもね。