ヒマラヤポカラトレッキング26「絶景を行く」

すっかり雪でおおわれたアタック路は右端が無雪の時の道らしいが、表面をきれいに雪が覆うと、それこそどこを歩いても慎重に歩を運べば同じこと。雪は締まっていてアイゼンが効く。ツボ足でも大丈夫のようだ。

野遊は北アの白馬、針ノ木の雪渓などはツボ足だったので、もしアイゼンがないままだったとしてもアタックしてしまっていたと思うけれど、今はあったほうが断然ありがたい。空GHの山岸さんが出がけに、車に放り込んでくれたオンボロのアイゼンが助かった!

けれどこのアイゼン、ゴムが少し効かなくて(ゴムではめ込む簡略系)、少し歩いては外れた。なんかマッキンリーでの植村直己さんのソロ登山で、アイゼンがたびたび外れたという話を思い出していた。

それで傾斜がやや緩めになったところではずした。周囲もツボ足のトレッカーはいた。

もう少しでBCに到着というところで、広い白い道の向こうから「ERIKO~!」と呼ぶ声がした。見ると、MBCで会話をしたイギリス人夫婦の妻のほうだった。野遊も手を振って名前を呼んだけれど今は名前忘れた(^^;

嬉しさがこみ上げる。

眼前をアンナプルナ山群が大きく迫っていた。

ああこんな景色のど真ん中にいるとは!

ABC 8;00a。4130ⅿ。MBCから2時間かけた。

朝食は、すぐできるというララヌードル。

長くいたくて椅子にゆっくりもたれていると、シュレスが心配して、高山病になるといけないから早く降りようとせかしました(^^;