マナスルゥBCヘリトレッキング 2 梱包

ツアートレッキングはなんと10年ぶりだ。初めてヒマラヤに足を踏み入れた時、何もわからない中でただこの世で最も高い山見たさに歩いた。ナムチェの手前でエヴェレストを振り仰いだ・・・!

ゴーキョへの道のりは次第に上がる標高との戦いだった。ハイシーズンの4月を少しくり上げた3月の5000mは寒かった。緊張が高まり通しで、毎日眠れず苦しかった。

21日間お世話になった西遊旅行。コンダクターの神谷さんは、今どうしているかなあ。あのトレッキングで親しくなったシェルパ役のシュレス・ライとは、その後も2回、一緒に歩いている。

それらは2019年で途絶えてしまった。コロナ期間、もう元には到底戻れない体力を知りながら、野遊はやはりヒマラヤの山々を見たい気持ち抑えがたく、まずは安心の集団旅行から入っていこうと思ったが、ツアー感覚を徐々に思い出しながら、過去4回の個人トレッキングとは異質の不安と緊張に包まれている。

あと1週間。荷物はそろえた。これから改めて一つずつ点検してから梱包、週末には成田空港に送る。