縁猫(15)強い子よいこ
野遊が使用している健康食品の「プロティン」と、「プルーンエキス」を、離乳食にほんのわずか入れている。これに朝夕と病院からの整腸剤を続けているが、排便はコールタール色のまま。でも気分がよさそうで活発になってきたので、このままがんばって続けようと思う。
ようやく一つの大きな課題(命にかかわることだったので)をクリアできた。
こんなに小さいのに特徴が出ている。野遊が気に入っているのは前足感覚の子だってこと。これは野遊には素晴らしいポイントになる。この子は性格が愛らしく賢いので、かわいがられるだろう。でもやんちゃ坊主で、脱出とか、飼い主を悩ますかもしれない。
あんなに弱っていたのに、活発で勘がよい子だった。これは我が家に預けられた日、すぐに感じた。でも母猫から生まれた時にもらってきた免疫が、母乳を飲めなくて切れてから、今にも死にそうに、次から次へと病んでいった。だからこんなに活発だと、知っていたのに、もう活発な子には戻らないのだろうか、などと思った日もある。
などと感慨を述べられるまでになった野遊は、人から見たら小さな幸せをかみしめているものに映るかも。でも違う!これは、小さくない!!野遊は今、大きな喜びを身に浴びているのだ!!!
そして!!!!そんなふうにほっとしたらば、なななんと、野遊は夏風邪を引いてしまいました。なんだか咳が出て熱っぽいです。どうしよう、この子に移したら大変です。
風邪なんて野遊は基本引かないものだと思っているのに、あああ、相当エネルギー使ったのでしょうね。